Claude Codeの環境構築【Windows】Git Bash・Python・Node.jsを入れておく理由と手順
Claude Codeを使う前に整えておきたいWindowsの環境構築を、参考動画と公式手順で解説。Git Bash・Python・Node.jsがなぜ必要か(Bashツール/文書生成/ブラウザ操作)まで含めて手順化しました。

この記事の結論
- WindowsではGit for Windows(Git Bash)を入れるとClaude CodeがBashツールでコマンドを実行できます。公式が推奨する構成で、無い場合はPowerShellツールで代替されます。
- Claude Code本体はPowerShellの1行(irm https://claude.ai/install.ps1 | iex)で導入でき、claude --version と claude doctor で確認します。Pro以上のプランが必要で、無料プランでは使えません。
- Pythonはskillsに同梱するスクリプトの実行と、PowerPoint・Word・Excel・PDF生成の土台です。Anthropic公式の文書スキル(docx・pptx・xlsx・pdf)もscripts/配下にPythonを同梱しています。
- Node.js(18以上、2026年9月時点のLTSはv24系)はPlaywright MCPの前提で、入れておくとClaude Codeにブラウザ操作まで任せられます。
Claude Codeは本体のインストール自体は数分で終わりますが、その真価を引き出すには「Git Bash・Python・Node.js」の3つを先に入れておくことをおすすめしています。本記事は、当研究所が受講者の方に事前案内している内容を記事化したもので、分かりやすい解説動画3本を出典として紹介しつつ、2026年9月時点の公式ドキュメントで手順を補足します。所要時間はすべて合わせて30〜40分が目安です。
目次
全体像——なぜ3つ入れておくのか
3つのツールは、それぞれClaude Codeの別の能力を解放します。どれか1つでも欠けると、その領域の機能が使えない(または劣化した代替手段になる)というのがポイントです。
| ツール | 解放される能力 | 無いとどうなるか |
|---|---|---|
| Git for Windows(Git Bash) | Claude Codeが「Bashツール」でコマンドを実行できる | PowerShellツールで代替される(研修の手順書はBash前提) |
| Python | skillsに同梱したスクリプトの実行、PowerPoint・Word・Excel・PDFの生成 | 文書生成をAIが「文章として」書くしかなく、遅く・揺らぎやすい |
| Node.js | Playwright MCP(ブラウザ自動操作)が動く | ブラウザを使う自動化(Webフォーム入力・情報収集)ができない |
※Claude Code本体のインストールにはNode.jsは不要です(公式のネイティブインストーラーはNode.jsを使いません)。
Step 1:Git for Windows(Git Bash)
Claude Code公式のセットアップ手順は、Windowsでネイティブに動かす場合について「Claude CodeがBashツールを使えるよう、Git for Windowsの導入を推奨」と明記しています。Git for Windowsを入れると「Git Bash」というターミナルが一緒に入り、Claude Codeはこれを通じてコマンドを実行します。入っていない場合はPowerShellツールで代替されますが、当研究所の研修手順書や多くの解説記事はBash前提で書かれているため、先に入れておくと迷いません。
公式サイトからインストーラーを入手する
git-scm.com の Windows向けダウンロードページから、64-bit版のインストーラーをダウンロードします。
設定は既定のまま進める
インストーラーの選択肢は多いですが、すべて既定のまま「Next」で進めて問題ありません。Git Bashは既定で一緒にインストールされます。
Git Bashを起動して確認する
スタートメニューから「Git Bash」を起動し、次のコマンドを実行してバージョンが表示されれば完了です。
git --version
Gitのインストールを含むClaude Codeの環境設定を通しで見たい方は、参考動画①(WEBST8チャンネル「Claude Codeインストール設定」)が非常にまとまっています。画面の動きを追いながら進められるので、ターミナルに不慣れな方はまずこちらをご覧ください。
なお、Claude CodeがGit Bashを見つけられない場合は、公式ドキュメントのとおり settings.json に場所を教えます。
{
"env": {
"CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"
}
}
Step 2:Claude Code本体
本体はPowerShellから1行で入ります。対応OSはWindows 10(1809以降)またはWindows Server 2019以降、管理者権限は不要です。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
wingetを使い慣れている方は「winget install Anthropic.ClaudeCode」でも導入できます(この場合は自動更新されないため、定期的に winget upgrade を実行します)。インストール後は新しいターミナルを開いて、次の2つで確認します。
claude --version
claude doctor
claude doctor はインストール状態と設定ファイルの問題を診断して表示してくれるコマンドで、うまく動かないときの最初の一手になります。初回起動時はブラウザでログインを求められます。Claude Codeの利用にはPro・Max・Team・Enterprise、またはConsoleアカウントが必要で、無料プランでは使えません。この点は受講前によく質問をいただくので、先にご確認ください。Claude Codeそのものが初めての方は、Claude Codeとは?の入門記事で全体像をつかんでから戻ってくるとスムーズです。
Step 3:Python——skillsと文書生成の土台
なぜPythonを入れておくのか
Claude Codeの「skills」は、手順書(SKILL.md)と一緒に scripts/ フォルダにプログラムを同梱できる仕組みです。公式ドキュメントの構成例でも、scripts/ 配下のスクリプトは「実行されるもので、コンテキストに読み込まれるものではない」と説明されています。ここにPythonが効いてきます。
当研究所の見解として、定型処理をPythonスクリプトに任せる利点は3つあります。第一に、トークン効率——AIが出力をすべて文章として生成するのではなく、スクリプトを1回呼ぶだけで済むため、消費トークンと待ち時間が減ります。第二に、再現性——同じ入力には同じ結果が返り、AIの確率的な揺らぎがファイルの中身に入り込みません。第三に、文書生成の速度と品質——PowerPoint・Word・Excel・PDFはPythonのライブラリで直接生成でき、書式崩れが起きにくくなります。
これは当研究所だけの流儀ではありません。Anthropicが公開している公式skillsリポジトリには、Claudeの文書作成機能を支えているとされるdocx・pptx・xlsx・pdfの各スキルが収録されており、その scripts/ フォルダの中身はPythonスクリプトです(pptxの add_slide.py や thumbnail.py、xlsxの recalc.py、pdfの fill_fillable_fields.py など。公開リポジトリと、手元にインストールした同スキルの両方で確認しました)。つまりPythonが無い環境では、公式の文書スキルの一部機能も動きません。
インストール手順
参考動画②(ITビギナーズ「13分でわかる!Python入門」)は、環境構築からプログラム実行までを13分で通しで解説しており、初めての方に向いています。あわせて、2026年9月時点のPython公式ドキュメントの最新情報も押さえておきましょう。
2026年9月時点の公式推奨
- Windowsでは「Python Install Manager」を使うことが公式の推奨になりました。Microsoft Storeから入れるか、python.org のダウンロードページから入手します(両者は同一のものです)
- 従来型のフルインストーラーはPython 3.14で非推奨になりました。従来型を使う場合は、インストール画面で「Add python.exe to PATH」に必ずチェックを入れてください
- インストール後、新しいターミナルで python --version(または py --version)を実行し、バージョンが表示されれば完了です
python --version
py --version
python-pptx や openpyxl といった文書生成ライブラリの追加は、研修の中で実際に使う場面で一緒に行いますので、事前準備はPython本体まででかまいません。
Step 4:Node.js——Playwright MCPでブラウザを操作する
なぜNode.jsを入れておくのか
Node.jsが必要になる最大の理由はPlaywright MCPです。これはMicrosoftが公開しているMCPサーバーで、Claude Codeにブラウザを操作させる——Webフォームへの入力、サイトからの情報取得、画面の確認——を可能にします。画面のスクリーンショットではなく、ページの構造(アクセシビリティスナップショット)を読んで操作する方式なので、精度が高く動作も軽いのが特徴です。README にはNode.js 18以上が必要と明記されており、Claude Codeへの追加は次の1行です。
claude mcp add playwright npx @playwright/mcp@latest
士業の業務でいえば、行政のポータルサイトからの情報収集や、社内システムへの定型入力といった「ブラウザの中の作業」がClaude Codeの守備範囲に入ります。Node.jsを入れておくと、Claude Codeの活躍の場がターミナルの外まで広がる、という位置づけです。
インストール手順
参考動画③(ナオトのAI戦略室「Node.js入門」)でMac・Windows両方の手順が解説されています。手順自体はシンプルです。
nodejs.org からLTS版をダウンロードする
公式サイトのダウンロードページで「LTS」(長期サポート版)を選びます。2026年9月時点ではv24系がLTSです。
インストーラーを既定のまま進める
Windows用インストーラー(.msi)を実行し、既定のまま「Next」で進めます。npm(パッケージ管理ツール)も一緒に入ります。
新しいターミナルで確認する
node と npm の両方でバージョンが表示されれば完了です。
node -v
npm -v
コマンドラインで済ませたい方は、PowerShellで「winget install --id OpenJS.NodeJS.LTS -e」でも導入できます。
動作確認チェックリストとよくあるつまずき
4つのインストールが終わったら、新しいターミナルを開いて次の5項目を確認します。すべて通れば受講の準備は完了です。環境が整ったあと、実際の業務データを扱う前には非エンジニア向けセキュリティチェックリスト8選も20分ほどで済ませておくと安心です。
受講前チェックリスト(すべて新しいターミナルで実行)
- git --version → バージョンが表示される
- claude --version → バージョンが表示される(claude doctor で警告が無いとなお良い)
- python --version → 3.x が表示される
- node -v と npm -v → どちらもバージョンが表示される
- claude を起動してログインできる(Pro以上のプランであること)
「コマンドが見つからない」と言われたら、まずターミナルを開き直す
インストール直後は、開いたままのターミナルに新しいPATH設定が反映されていません。公式ドキュメントも「新しいターミナルウィンドウを開いて確認」と案内しています。
PowerShellとCMDを取り違えていないか
プロンプトの先頭が「PS C:」ならPowerShell、「C:」だけならCMDです。公式ドキュメントによれば、「irm is not recognized」と出たらCMDでPowerShell用コマンドを打っており、「The token && is not a valid statement separator」と出たらその逆です。
管理者権限は不要
Claude Code本体は管理者権限なしでインストールできます。会社支給PCで管理者権限が無い場合でも、Git・Python・Node.jsはユーザー単位でのインストールを選べば導入できることが多いので、情報システム部門に確認してみてください。
まとめ
この記事のまとめ
- Git for Windows(Git Bash)は公式推奨。Claude CodeがBashツールでコマンドを実行できるようになる
- Claude Code本体はPowerShellの1行で導入でき、claude --version と claude doctor で確認。無料プランでは使えない
- Pythonはskillsのスクリプト実行と、PowerPoint・Word・Excel・PDF生成の土台。Anthropic公式の文書スキルもPythonスクリプトを同梱している
- Node.jsはPlaywright MCP(ブラウザ操作)の前提。LTS版を入れて node -v と npm -v で確認
- 「コマンドが見つからない」の多くは、ターミナルを開き直せば解決する
よくある質問
Claude Codeのインストール自体にNode.jsは必要ですか?
不要です。公式のネイティブインストーラー(PowerShellの irm コマンド、または winget)はNode.jsを使いません。npm経由で入れる場合のみNode.js 22以上が必要です。Node.jsが必要になるのは、Playwright MCPなど周辺ツールを使うときです。
Git Bashが無くてもClaude Codeは動きますか?
動きます。Git for Windowsが無い場合、Claude CodeはPowerShellツールでコマンドを実行します。ただし公式はBashツールを使えるようGit for Windowsの導入を推奨しており、当研究所の研修手順書もBash前提で書かれています。
Pythonはどの方法で入れればよいですか?
2026年9月時点の公式推奨はPython Install Manager(Microsoft Store、またはpython.orgのダウンロードページから)です。従来型インストーラーを使う場合は「Add python.exe to PATH」にチェックを入れてください。バージョンは最新の3.x系で問題ありません。
「claude コマンドが見つからない」と表示されるのはなぜですか?
多くの場合、開いたままのターミナルに新しいPATH設定が反映されていないだけです。新しいターミナルを開いて再実行してください。それでも解決しない場合は claude doctor の診断結果に従うか、公式のトラブルシューティングを参照してください。
参考資料・出典
- 動画「Claude Codeインストール設定」Claudeとは?始め方・使い方を初心者向けに徹底解説 #webst8
Gitのインストールを含むClaude Codeの環境設定を通しで解説した参考動画①(確認日)
- 動画13分でわかる!Python入門|環境構築~プログラム実行まで
Pythonの環境構築からプログラム実行までを解説した参考動画②(確認日)
- 動画【Node.js入門】Mac&Windowsでのインストール方法を解説
Node.jsのMac・Windowsでのインストール手順を解説した参考動画③(確認日)
- 公式ドキュメントAdvanced setup — Claude Code Docs
システム要件、Windowsのネイティブインストール手順、Git for Windows推奨とPowerShellツール代替、CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH、npm版のNode.js 22要件(確認日)
- 公式ドキュメントSkills — Claude Code Docs
skillsの推奨構成と scripts/ 配下のスクリプトが「実行され、コンテキストには読み込まれない」という位置づけ(確認日)
- GitHubanthropics/skills(docx・pptx・xlsx・pdf スキル)
公式文書スキルの scripts/ 配下が add_slide.py・thumbnail.py・recalc.py・fill_fillable_fields.py 等のPythonである根拠(公開リポジトリと手元インストール版で確認)
- GitHubmicrosoft/playwright-mcp
Node.js 18以上の要件、claude mcp add による追加コマンド、アクセシビリティスナップショット方式の説明(確認日)
- 公式ドキュメントUsing Python on Windows — Python 3 documentation
Python Install Manager が公式推奨であること、従来型フルインストーラーの非推奨、確認コマンド(確認日)
- 公式ドキュメントNode.js ダウンロードページ
2026年9月28日時点の現行LTSがv24系であること(確認日)
- 公式ドキュメントwinget パッケージ OpenJS.NodeJS.LTS
wingetでNode.js LTSを導入する際のパッケージID(確認日)
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