Claude Code コードレビューの使い方:Code Review一般提供と/code-reviewの違いを実測
Claude Code コードレビューの方法を、10月15日に一般提供されたCode Reviewと全プランで使える/code-reviewを中心に整理。誤りを6件仕込んだ請求書スクリプトでeffort別の検出数と費用を測りました。

この記事の結論
- Claude Codeのコードレビューには、GitHubで自動で動くCode Review(Team・Enterprise)、全プランの/code-review、クラウドのultrareviewなど5つの方法があります。
- Code Reviewは2026年10月15日に一般提供され、所要時間はプレビュー時の約20分から6〜10分に縮み、Quick・Standard・Deepの3段階を選べるようになりました。
- 誤りを6件仕込んだ請求書スクリプトでは、/code-reviewのeffort lowが4件、mediumが5〜6件、highが2回とも6件を検出し、1回あたり約0.08〜0.12ドルでした。
- CLAUDE.mdに消費税の端数処理などの業務ルールを書くと、その誤りが2回とも先頭の指摘になり、ルールの文面を引用して指摘されました。
- /code-review high --fixでは6件すべてが正しく直った一方、説明文の源泉徴収の金額は誤っており、修正後はサンプルの数字で動作を確かめる必要があります。
Anthropic は2026年10月15日、Claude Code(クロードコード)のCode Review を Team・Enterprise プラン向けに一般提供しました。GitHub のプルリクエストを複数のエージェントが調べ、検証した指摘だけをコメントする機能で、レビューの所要時間はプレビュー時の約20分から6〜10分に縮んでいます。一方、どのプランでも使える /code-review も Claude Code に入っています。この記事では、Claude Code でコードレビューをする5つの方法を整理したうえで、業務上の誤りを6件仕込んだ請求書計算スクリプトを /code-review にかけ、effort(考える量)ごとに何件見つかり、いくらかかるかを実測した結果をまとめます。
目次
Claude Code のコードレビューとは?5つの方法の違い
Claude Code のコードレビューは、変更されたコードを Claude が読み、バグやセキュリティの問題を指摘してもらう使い方です。Anthropic の公式ドキュメントは、GitHub で自動的に動く「Code Review」、手元で実行する「/code-review」、クラウドで深く調べる「ultrareview」、自社の CI に組み込む方法、自作のレビュー役の5つを並べています。使えるプランと、どこで動くかが違います。
| 方法 | 始め方 | 動く場所 | 使える人・費用 |
|---|---|---|---|
| Code Review | プルリクエストの作成・更新、または PR に「@claude review」とコメント | Anthropic のサーバー | Team・Enterprise の組織(管理者が有効化)。トークン課金で組織に請求 |
| /code-review | Claude Code の入力欄で実行 | 自分のセッション | 全プラン。普段の使用量として数えられる |
| ultrareview | /code-review ultra で実行 | クラウドのサンドボックス | claude.ai のアカウントで利用。Pro・Max は無料3回、以降は使用量クレジット(研究プレビュー) |
| GitHub Actions・GitLab CI/CD | 自社のパイプラインのイベント | 自社の CI | API キーなどを持つ人。API の料金 |
| 自作のレビュー役 | サブエージェントやスキルとして呼び出す | Claude Code が動く場所 | 作った人 |
※ 出典:Code Review「Compare ways to get a review」、Find bugs with ultrareview(2026年10月16日確認)を当研究所が整理
3つの公式機能に共通するのは、複数の視点で探し、見つけた問題を検証してから報告するという考え方です。Anthropic の公式チャンネルの動画で、Claude Code チームの登壇者は次のように説明しています。
「Anthropic では、多段階・複数エージェントのコードレビューのほうが効果的だと分かりました。コードの独立した観点をそれぞれ見るレビュー役のチームを立ち上げ、そのうえで、見つかった指摘が本当に報告する価値があるかを検証します。」
"At Anthropic, we have discovered a more effective code review pattern that's multi-phase and multi-agent. Spin up a team of reviewers to look at independent aspects of your code, then verify that the findings are actually worth reporting."
Claude Code チームの登壇者(Anthropic)— What's new in Claude Code(公式チャンネル)17:53
どの方法でも、レビューがプルリクエストを承認したり、マージを止めたりすることはありません。マージするかどうかを決めるのは、最後まで人です。
一般提供された Code Review は何が変わった?
Code Review は2026年3月9日に研究プレビューとして始まり、10月15日に Team・Enterprise プラン向けに一般提供されました。変わった点は、速さ(約3倍)、指摘の質、リポジトリごとに選べる3段階のレビューの深さの3つです。料金は定額ではなく、使った分のトークン課金です。
「ほとんどのレビューが、プレビューのときより約3倍速く(約20分から6〜10分に)終わるようになりました。」
"Most reviews now finish about 3x faster (~20 minutes down to 6-10 minutes) compared to during preview."
Anthropic — Code Review is now generally available(2026年10月15日)
告知した Anthropic の開発者向けアカウント @ClaudeDevs のポストは、公開から約2時間で13.55万表示・ブックマーク770でした(2026年10月16日10時時点)。
レビューの仕組み:探す・検証する・並べる・投稿する
ドキュメントによると、1回のレビューは Anthropic のサーバー上で4段階に進みます。複数のエージェントが差分と周辺のコードを並行して調べ、検証の段階で誤検出を落とし、重複をまとめて重大度順に並べてから、PR に行単位のコメント・要約・「Claude Code Review」というチェックを残します。リポジトリへのアクセスは読み取りだけで、コードをビルドしたり実行したりはしません。
| 表示 | 重大度 | 意味 |
|---|---|---|
| 🔴 | Important | マージ前に直すべきバグ |
| 🟡 | Nit | 直す価値はあるが、止めるほどではない小さな問題 |
| 🟣 | Pre-existing | この PR が入れたのではなく、もともとあったバグ |
※ 出典:Read and request reviews on a pull request(2026年10月16日確認)
研究プレビューで発表された数字
3月の発表記事で Anthropic は、社内での効果を次のように公表しています。いずれも Anthropic 自身の数字で、第三者の検証ではありません。
変更が1,000行を超える PR では84%に指摘が付き平均7.5件、50行未満の PR では31%・平均0.5件でした。費用はプレビュー当時の目安で、現在の料金ページは「1回あたりの定額はなく、レビューの深さ・変更の大きさ・周辺コードの複雑さで変わる」としています。請求は PR を出した開発者ではなく組織に来て、プランに含まれる使用量とは別の使用量クレジットから引かれます。
導入前に押さえる3つの設定
レビューの深さ(Quick・Standard・Deep)
管理者が組織の既定(Standard)を決め、リポジトリごとに変えられます。日常的なリポジトリは Quick、重要なものは Deep という使い分けが想定されています。
いつ動かすか(既定は「push のたび」)
管理画面から追加したリポジトリは「After every push」から始まり、push の回数だけ費用が増えます。試験導入では「PR 作成時に1回」か「@claude review と書いたときだけ」にして、1回あたりの平均費用を見てから広げるよう公式が勧めています。月の上限額も設定できます。
REVIEW.md で指摘の基準を決める
リポジトリ直下に REVIEW.md を置くと、何を Important とするか、Nit を何件までにするか、どのファイルを見ないかを指示できます。REVIEW.md は PR 自身の変更からではなく、既定(ベース)ブランチのものが読まれます。
Enterprise プランの対象組織は、2027年1月15日までに1万ドル以上の Code Review クレジットを請求できます(請求から30日で失効)。なお、ゼロデータ保持(ZDR)や HIPAA 構成、顧客管理の暗号鍵(CMEK)を使う組織では、現時点で Code Review は使えません。
/code-review の使い方(全プラン)
/code-review は、Claude Code の入力欄で打つだけで、今のブランチの変更をレビューするコマンドです。Pro・Max を含むどのプランでも使え、普段の使用量として数えられます。/review は同じコマンドの別名です。
/code-review # 今のブランチの変更(未コミットを含む)
/code-review high # effort を指定(low〜max)
/code-review --fix # レビュー後に修正も適用する
/code-review --comment 1234 # PR 1234 をレビューし、GitHub に行コメントで投稿
/code-review src/invoice # フォルダやファイルを指定
公式ドキュメントのポイントは次のとおりです。
- effort で網羅性が変わる:low は確信の高い指摘だけを返し、medium から max は対象を広げます。指定しないと前回打った effort が再利用されます
- バックグラウンドで動く:別の文脈(サブエージェント)でレビューするので、会話の文脈を圧迫しません。終わると結果が会話に届きます
- CLAUDE.md を読む:プロジェクトの CLAUDE.md に書いたルールに沿ってレビューします。Code Review 用の REVIEW.md は読みません
- Claude が自分から実行することもある:「レビューして」と頼むと Claude が /code-review を使います。手動だけにしたい場合は settings.json の
skillOverridesで"code-review": "user-invocable-only"にします
コマンド全体の中での位置づけは「Claude Code コマンド一覧」で、effort の考え方は「Claude Code effortはいつ上げる?」で解説しています。
誤りを6件仕込んだ請求書スクリプトで、何件見つかったか?
effort low は4件だけ指摘し、すべて本物でしたが、業務ルールの誤りとデータとの食い違いの2件を見逃しました。medium と high は6件中5〜6件を見つけた一方、仕込んでいない指摘も3〜5件付きました。どの条件も1回30秒前後、費用は約0.08〜0.12ドルで、effort による費用の差はほとんどありませんでした。
検証の手順
Claude Code v2.1.301(Sonnet 5.5、Claude Max)で、「税理士事務所の請求書を計算する」小さな Python のスクリプトを用意しました。非エンジニアが Claude Code に作らせた想定で、main ブランチの明細集計に、消費税・源泉徴収・支払期日・出力の機能を足すブランチ(差分81行)を作り、次の6つの誤りを仕込んでいます。顧問先名・口座番号・マイナンバーはすべてダミーです。
| ID | 仕込んだ誤り | 正しい扱い |
|---|---|---|
| B1 | 消費税を明細ごとに切り捨ててから合計 | インボイス制度では、1つの請求書につき税率ごとに1回端数処理する |
| B2 | 税率表のキーが「軽減税率」なのに、CSV の税区分は「軽減」 | 軽減税率の品目に10%がかかってしまう |
| B3 | 源泉徴収が100万円を超えると全額に20.42% | 100万円までは10.21%、超えた部分だけ20.42% |
| B4 | 支払期日の月の計算で年をまたげない | 11月・12月発行でエラーになる |
| B5 | ログに口座番号とマイナンバーを出力 | 個人情報をログに出さない |
| B6 | CSV の1行目のデータ(月額顧問料)を捨てている | 見出しは読み込み時に自動で除かれる |
※ 修正前のスクリプトでは、軽減税率の飲料2,160円に216円(正しくは172円)、報酬150万円の源泉徴収が306,300円(正しくは204,200円)、11月発行でエラー、を手元で確認しています。
このブランチで claude -p "/code-review low" のように effort を変えて各2回実行し、指摘が仕込んだ誤りの原因を正しく述べているかを数えました。さらに、B1・B3・B5 に当たる業務ルールを CLAUDE.md に書いた条件でも、medium で2回試しています。
結果
| 条件 | 指摘数 | B1 端数 | B2 軽減 | B3 源泉 | B4 期日 | B5 ログ | B6 CSV | 時間・費用 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| low(1回目/2回目) | 4/4 | ✕/✕ | ✕/✕ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | 約17秒・約0.085ドル |
| medium | 10/10 | ○※/○※ | ○/✕ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | 29〜32秒・0.087〜0.117ドル |
| high | 9/9 | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | 27〜33秒・0.086〜0.097ドル |
| medium+CLAUDE.md | 10/8 | ◎/◎ | △/△ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | 27〜29秒・約0.090ドル |
※ 2026年10月16日、当研究所で実施(Claude Code v2.1.301、Sonnet 5.5、各条件2回)。費用は claude -p が返す定価換算の額で、Claude Max のため実際の請求ではありません。○※=別の指摘の中で「明細ごとの切り捨ては税率ごとに1回のルールと違う」と触れる形。◎=CLAUDE.md のルールを引用して先頭で指摘。△=「『軽減』などの表記ゆれがあれば10%になる」と仕組みは指摘したが、実際の CSV がそうなっていることには触れなかった。
結果から読み取れることは4つです。
low は「少なく、確実」。見逃しもある
low の指摘は2回とも4件で、すべて仕込んだ誤りでした。読む負担は最も小さい一方、業務ルール(B1)と、別ファイルの CSV と突き合わせないと分からない誤り(B2)は2回とも出てきませんでした。公式ドキュメントの「low は確信の高い指摘だけ」という説明どおりの動きです。
medium・high はほぼ全部見つかるが、読む量が増える
high は2回とも6件すべて、medium は6件と5件でした。仕込んでいない指摘は medium で各5件、high で各3件付きました。中身は「顧客データのファイル(口座・マイナンバー)をリポジトリに置いている」「浮動小数点で1円ずれうる」「源泉徴収の対象に報酬以外の明細(飲料)が入っている」など直す価値のあるものが多く、明らかな的外れは「支払期日の計算は正しいが読みにくい」という1件でした。
CLAUDE.md の業務ルールは、指摘の優先順位を変える
CLAUDE.md に「消費税の端数処理は請求書・税率ごとに1回」と書くと、2回ともこれが先頭の指摘になり、ルールの文面を引用していました。ルールがなくても medium 以上は端数処理に触れましたが、別の指摘の中に埋もれていました。一方、CLAUDE.md の条件では、2回とも軽減税率のキー違い(B2)を「起こりうる」という一般論で終わらせており、ルールに書いた項目に注意が寄った可能性があります。
effort を上げても、費用はほとんど変わらなかった
1回あたりの費用は low で約0.085ドル(約13円)、medium と high で0.086〜0.117ドル(約14〜18円)でした。時間は low が約17秒、ほかは30秒前後です。変更が81行と小さいので、この規模なら high を常用しても負担は小さいといえます。
費用は、研究プレビュー時に Code Review の平均とされた「1回15〜25ドル」と比べると桁違いに小さく見えます。ただし Code Review は多数のエージェントで探して検証まで行い、実際の PR はもっと大きいので、同じ条件の比較ではありません。
--fix で直させると、どこまで任せられるか?
CLAUDE.md ありの条件で /code-review high --fix を実行すると、49秒・約0.15ドルで6件すべてが直りました。修正後のコードを確認用のスクリプトで動かすと、6項目すべてが期待どおりの値になっています。ただし、Claude が書いた説明文の金額には誤りがありました。
修正の中身は、消費税を「税率ごとの合計に1回だけ」切り捨てる形に変え、税率を整数で持って浮動小数点の誤差を避け、未知の税区分は黙って10%にせずエラーにする、というものでした。源泉徴収は100万円までと超えた部分に分けて計算し、支払期日は年をまたげるようにし、ログからは口座番号とマイナンバーを外しています。
| 確認項目 | 修正前 | --fix の後 |
|---|---|---|
| B1 105円×2行(標準)の消費税=21円 | NG(20円) | OK |
| B2 軽減税率2,160円の消費税=172円 | NG(216円) | OK |
| B3 報酬150万円の源泉徴収=204,200円 | NG(306,300円) | OK |
| B4 11月10日発行→12月31日、12月5日発行→翌年1月31日 | NG(エラー) | OK |
| B5 ログに口座番号・マイナンバーが出ない | NG | OK |
| B6 CSV の4行すべてを読む | NG(3行) | OK |
※ 2026年10月16日、当研究所で実施。確認用スクリプトは当研究所が作成したもので、Claude には見せていません。
気を付けたいのは説明文です。Claude は「150万円なら誤りは約15.3万円」と書きましたが、実際の差は306,300円−204,200円=102,100円です。報告の末尾の一覧でも「正しくは約25.3万円」と書いており、正しい204,200円と合いません。コードは正しく直っているのに、説明の数字だけ間違っているという状態でした。
また Claude は、「Python の実行が承認待ちで止まったため、テストは手計算だけ」と正直に申告していました。自動で動かしたときは、修正が本当に正しいかを人かテストで確かめる前提で使うのが安全です。「テストが通った」という AI の報告をどう確かめるかは「Claude Codeの検証ループとは?」で詳しく扱っています。
ultrareview・GitHub Actions を含め、どれを使えばいいか?
個人や少人数の事務所なら、まず /code-review を作業の区切りで使い、大事な変更だけ ultrareview の無料枠を試すのが現実的です。GitHub で複数人が開発していて Team・Enterprise プランを使っているなら、Code Review を「PR 作成時に1回」から試し、1回あたりの費用を見てから広げます。
| 状況 | 向いている方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 自分で書いた・Claude に書かせたコードを確認したい | /code-review(high) | 全プランで使え、今回の規模なら30秒・十数円 |
| 大きな変更を出す前に、深く調べたい | /code-review ultra | クラウドで多数のレビュー役が調べ、指摘を1件ずつ再現・検証する。Pro・Max は無料3回 |
| チームの PR すべてを自動でレビューしたい | Code Review | GitHub の PR に自動でコメント。Team・Enterprise の組織向け |
| レビューの流れを自社で細かく決めたい | GitHub Actions・GitLab CI/CD | 自社の CI で動き、API キーで課金 |
※ ultrareview は研究プレビューで、差分は既定で500ファイル・8,000行まで。Claude が自分から起動することはなく、/code-review ultra と打ったときだけ動きます(Find bugs with ultrareview)。
非エンジニアが業務スクリプトをレビューさせるときの注意
コードレビューは「プログラムとして正しいか」には強い一方、「業務のルールとして正しいか」は、ルールを書いて渡さないと見落とすことがあります。指摘が出なかったことは、誤りがないことの証明にはなりません。
- 業務ルールは CLAUDE.md に書く:消費税の端数処理、源泉徴収の計算、締め日と支払期日など、事務所のルールを文章にしておくと、レビューがそれを基準に指摘します。書き方は「CLAUDE.mdとskillsの使い分け」を参考にしてください
- サンプルの数字で必ず動かす:今回の B2(軽減税率に10%)のように、データと突き合わせないと分からない誤りは、実際の CSV で1件ずつ金額を確かめるのが確実です
- 説明文の数字は信じすぎない:今回のように、修正は正しくても説明の金額が違うことがあります
- 個人情報を含むファイルに注意:medium 以上のレビューは、口座番号やマイナンバーを含むファイルがリポジトリにあることを毎回指摘しました。実データはリポジトリの外に置きます
- 公式も限界を明記している:Anthropic のドキュメントは「AI のレビューはバグや脆弱性を見逃すことがあり、指摘がなくてもコードに誤りがない・安全だという意味ではない」と書いています
当研究所の見解では、士業やバックオフィスの方が Claude Code で業務スクリプトを作る場合、「作らせる→/code-review high→サンプルで金額を確認」までを1セットにするのが、手間と安心のバランスがよい運用です。セキュリティ面の基本設定は「Claude Codeセキュリティチェックリスト8選」にまとめています。
まとめ
この記事のまとめ
- Claude Code のコードレビューには、Code Review(GitHub・Team/Enterprise)、/code-review(全プラン)、ultrareview(クラウド)、GitHub Actions、自作のレビュー役の5つの方法があります。
- Code Review は2026年10月15日に一般提供され、所要時間はプレビュー時の約20分から6〜10分に。Quick・Standard・Deep を選べ、料金はトークン課金で組織に請求されます。
- 誤りを6件仕込んだ請求書スクリプトでは、/code-review low が4件、medium が5〜6件、high が2回とも6件を検出。1回30秒前後・約0.08〜0.12ドルで、effort による費用差は小さくなりました。
- CLAUDE.md に業務ルールを書くと、消費税の端数処理の誤りが2回とも先頭の指摘になりました。業務ルールは文章にして渡すのが近道です。
- --fix では6件すべてが直った一方、説明文の金額には誤りがありました。修正後はサンプルの数字で必ず動かして確かめます。
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CLAUDE.mdによるプロジェクト規約の設定から、業務に合わせたオリジナルskillsの作成まで、一社ごとにヒアリングした業務を題材に対面で進めます。受講者限定のオリジナルskillsとプロンプトテンプレート集もお渡しします。
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よくある質問
Claude Codeでコードレビューするにはどうすればいいですか?
Claude Codeの入力欄で /code-review と打つと、今のブランチの変更(未コミットを含む)をレビューします。/code-review high のようにeffortを指定でき、--fix を付けると修正まで行います。どのプランでも使え、普段の使用量として数えられます。GitHubのPRに自動でコメントさせたい場合は、Team・Enterpriseプランの組織向けのCode Reviewを管理者が有効にします。
Claude CodeのCode Reviewの料金はいくらですか?
Code Reviewに定額の料金はなく、使ったトークン分が使用量クレジットから組織に請求されます。費用はレビューの深さ(Quick・Standard・Deep)、変更の大きさ、周辺コードの複雑さで変わります。2026年3月の研究プレビューの発表では、1回の平均は15〜25ドルとされていました。月の上限額を設定でき、試験導入では「PR作成時に1回」などに絞って平均費用を確かめるよう公式が勧めています。
/code-reviewとCode Reviewとultrareviewの違いは何ですか?
/code-reviewは自分のClaude Codeのセッションで動き、全プランで使えます。Code ReviewはAnthropicのサーバーでGitHubのPRを自動レビューし、Team・Enterprise向けです。ultrareviewは /code-review ultra で起動するクラウドの深いレビューで、多数のレビュー役が指摘を1件ずつ再現・検証します。Pro・Maxは無料3回、以降は使用量クレジットです。
Claude Codeの/code-reviewはeffortで結果が変わりますか?
変わります。公式ドキュメントでは、lowは確信の高い指摘だけを返し、mediumからmaxは対象を広げるとされています。当研究所の検証(誤り6件)では、lowが2回とも4件、mediumが5件と6件、highが2回とも6件を検出しました。一方、1回あたりの費用は約0.08〜0.12ドルで大きな差はありませんでした。
非エンジニアがClaude Codeに作らせたスクリプトもレビューできますか?
できます。ただし、消費税の端数処理や源泉徴収の計算のような業務ルールは、CLAUDE.mdに文章で書いて渡すと見落としが減ります。指摘がなかったことは誤りがない証明にはならないため、修正後はサンプルのデータで金額を1件ずつ確かめてください。当研究所の検証では、修正は正しくても説明文の金額が間違っていた例がありました。
参考資料・出典
- 公式ブログ・記事Code Review is now generally available
一般提供の発表。約3倍速(約20分→6〜10分)、Quick・Standard・Deep、Team・Enterpriseで提供、Enterprise向けクレジット
- 公式ブログ・記事Bringing Code Review to Claude Code
研究プレビューの発表。16%→54%、誤り判定1%未満、PRの大きさ別の指摘数、平均15〜25ドル・約20分
- 公式ドキュメントCode Review
4段階の仕組み、読み取り専用、承認・ブロックしないこと、5つのレビュー方法の比較表(確認日)
- 公式ドキュメントCode Review costs and usage
トークン課金・組織への請求、既定は push のたびにレビュー、月の上限額(確認日)
- 公式ドキュメントCustomize Code Review
REVIEW.md と CLAUDE.md、REVIEW.md を読むブランチ、/code-review は REVIEW.md を読まないこと(確認日)
- 公式ドキュメントRead and request reviews on a pull request
重大度(Important・Nit・Pre-existing)と @claude review(確認日)
- 公式ドキュメントReview locally with /code-review
/code-review の使い方、対象の指定、effort、--fix・--comment、CLAUDE.md、skillOverrides(確認日)
- 公式ドキュメントFind bugs with ultrareview
ultrareview の仕組み、Pro・Max の無料3回、差分の上限(確認日)
- 動画What's new in Claude Code
多段階・複数エージェントでレビューし、指摘を検証してから報告するという説明(17:53)を引用
- スレッドCode Review is now generally available for Claude Team and Enterprise plans.
一般提供の告知。2026年10月16日10時時点で13.55万表示・ブックマーク770
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